人気漫画「ゴールデンカムイ」は明治時代の北海道、樺太を舞台にした金塊をめぐり本当に実在した、土方歳三や永倉新八など新選組のメンバーも描かれ他にも多くの個性的なキャラクターが登場します。
その登場人物にはモデルとなった伝説的な人物が多く元ネタとなっていることをご存知でしょうか？
今回はゴールデンカムイの登場人物のモデルとなった個性的で伝説的な人物を画像付きで一覧にして紹介していきたいと思います。
「ゴールデンカムイの登場人物のモデルは実在する？キャラ一覧を画像付きで紹介！」と題して記事をお届けしていきます。
目次
ゴールデンカムイの登場人物のモデルは実在する？キャラ一覧を画像付きで紹介！
【最終回記念『#ゴールデンカムイ』祭り!】
— ゴールデンカムイ(公式) (@kamuy_official) April 28, 2022
本日発売のＹＪ22・23合併号では連載完結を記念し
野田サトル先生から皆様へのご挨拶や、「これまでの輝跡」が掲載中!!
さらに野田先生のコメントも掲載の、杉元たちの旅を振り返る12ページの“登場人物通知表”もついてきます！
どうぞ記念に、お手逃しなく!! pic.twitter.com/Xb2FXdkPLY
ゴールデンカムイは北海道を舞台にアイヌ民族の奪われた金塊をめぐり多くの個性的なキャラクターの思惑がぶつかり合うストーリーになっています。
そんなゴールデンカムイに登場人物は多くの実在するモデルがいるのも人気の一つとなっています。
そこでキャラクターと登場人物のモデルを画像付きで紹介していきたいと思います。
ゴールデンカムイの登場人物・杉元佐一のモデルは？
杉元佐一（すぎもとさいち）はゴールデンカムイの主人公。
元大日本帝国陸軍一等卒、元第一師団特別支援隊隊員で20代の青年です。
日露戦争では致命傷のような傷を受けても次の日には戦場を駆け回るほどの回復力。
人並み外れた戦闘力、強運そして不死身と呼ばれる程の回復力から「不死身の杉元」と呼ばれています。
そんなゴールデンカムイの主人公のモデルとなっているのは原作者野田サトル先生の曽祖父、杉本佐一さんです。
野田サトル先生の曽祖父は日露戦争へ行って、203高地で戦った屯田兵ということが語られています。
曽祖父が日露戦争で203高地で戦ったことはいつかは描きたいと思っていたそうで主人公の名前が同じなどです。
そしてもうひとりのモデルとして第二次世界大戦で戦った舩坂弘軍曹です。
舩坂弘（ふなさかひろし）もまた米兵相手に鬼神の如き活躍をした軍人でした。
そして杉元佐一と同じように幾度も手の施しようもない負傷をしてもまた戦場をかけまわっていたそうです。
そういったことから舩坂弘さんは「不死身の分隊長」と呼ばれていました。
ゴールデンカムイの登場人物・アシリパのモデルは？
アシリパはゴールデンカムイのヒロインでもう一人の主人公です。【アシㇼパ（アイヌ語: Asirpa）】
杉元佐一からの信頼も厚く「アシㇼパさん」とさん付けで呼ばれています。
アシリパの戸籍上の和名は小蝶辺明日子（こちょうべ あすこ）ですがモデルは実在しないオリジナルキャラクターのようです。
天真爛漫な10代のアイヌの少女で作中では主に北海道の自然とアイヌ文化を紹介する案内役のようになっています。
ゴールデンカムイの登場人物・白石由竹のモデルは?
ゴールデンカムイの登場人物の白石由竹（しらいしよしたけ）は人気キャラクターで飲む（酒）、打つ（博打）、買う（女）の三拍子そろった遊び人です。
白石由竹はアイヌの金塊が記された地図の刺青をもつ刺青囚人の一人で脱獄王と呼ばれる天才脱獄犯です。
主人公の杉元佐一とアシリパの二人と金塊を分けることを条件に行動をともにしています。
そんな白石由竹のモデルは白鳥由栄（しらとりよしえ）です。
白鳥由栄は昭和の脱獄王と呼ばれた人物で26年間の服役中に4度の脱獄をしました。
白石由竹と同じように体の関節を自由に外すことができ頭さえ入ればどこでも抜け出せたと言われています。
更に画像でみるようにいかつい感じですが実際、ものすごい怪力でもあり網走刑務所では手錠を引きちぎったこともあるようです。
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ゴールデンカムイの登場人物・牛山辰馬のモデルは？
ゴールデンカムイの登場人物の牛山辰馬（うしやまたつうま）は10年間無敗の柔道家。
羆や馬も投げることができる怪力の持ち主で「不敗の牛山」と呼ばれています。
牛山辰馬もアイヌの金塊が記された刺青囚人の一人で土方歳三と行動しています。
そんな牛山辰馬のモデルは牛島辰熊（うしじまたつくま）です。
牛島辰熊は画像では外人っぽいですが日本の柔道家で段位は講道館柔道九段とすごい実績も持っています。
気性の荒さと圧倒的な強さから「鬼の牛島」と呼ばれました。
柔道史上最強と言われている木村政彦の師匠でもあります。
ゴールデンカムイの登場人物・二瓶鉄造のモデルは？
ゴールデンカムイの登場人物の二瓶鉄造（にへいてつぞう）はアイヌ犬リュウをを連れた漁師。
口癖は「勃起」となかなかの濃いめのキャラクターです。
二瓶鉄造は「冬眠中の熊もうなされる悪夢の熊撃ち」として知られる伝説の猟師でこれまでに200頭以上の羆を仕留めてきました。
二瓶鉄造もアイヌの金塊が記された刺青囚人の一人です。
そんな二瓶鉄造のモデルは山本兵吉です。
山本兵吉は大正時代に北海道で起こった三毛別羆事件で開拓民7名を殺したヒグマを退治したことで有名な人物です。
山本兵吉が生涯で狩ったヒグマは300頭といわれており二瓶鉄造のモデルとなっています。
ゴールデンカムイの登場人物・家永カノのモデルは？
ゴールデンカムイの登場人物の家永カノは「札幌世界ホテル」の女将。
家永カノが女将をしているホテルには隠し通路や数多くの仕掛けがあり宿泊客を殺害していました。
家永カノもアイヌの金塊が記された刺青囚人の一人で美女に見えるが実は老齢の男で天才外科医。
そんな家永カノのモデルはH・H・ホームズ（ヘンリー・ハワード・ホームズ）。
H・H・ホームズは19世紀末のアメリカの連続殺人鬼です。
そしてホテルもシカゴ万博博覧会会場近くのH・H・ホームズが所有していたWorld’s Fair Hotel（ワールズ・フェア・ホテル）がモデルになっています。
ゴールデンカムイの登場人物・鶴見中尉のモデルは？
ゴールデンカムイの登場人物の鶴見中尉（つるみちゅうい）は日本軍最強と言われる第七師団の陸軍中尉。
日露戦争後、軍内部から批判され功績に見合わない冷遇を受けクーデターを計画する。
奉天会戦で脳の一部を失ってから情緒不安定になり狂気的な行動をすることも。
元情報将校として情報収集や分析能力がありアイヌの金塊を追っている。
杉元佐一一派、土方歳三一派とアイヌの金塊をめぐり対立する存在です。
そんな鶴見中尉のモデルになっているのは須見新一郎（すみしんいちろう）ではないかと言われています。
須見新一郎はソ連軍の戦車部隊相手に火炎瓶で抵抗し奮闘したことが有名な話です。
須見新一郎の奇抜な作戦は鶴見中尉と似通ったところがありモデルになったのではないかと言われています。
ゴールデンカムイの登場人物・尾形百之助のモデルは？
ゴールデンカムイの登場人物の尾形百之助は孤高なマイペースで人気キャラの一人です。
掴みどころのないキャラですが射撃の腕が抜群で300m以内なら確実に敵の頭を打ち抜ける技術を持っています。
作中では「山猫」と呼ばれることもありますが公式では孤高の山猫スナイパーのキャッチフレーズがつけられている。
そんな尾形百之助のモデルはカルロス・ハスコックという実在の人物です。
カルロス・ハスコックはベトナム戦争で活躍したアメリカ海兵隊の狙撃の名手で「ホワイト・フェザー」の異名で知られています。
画像を見ると銃の打ち方も同じですね。
ゴールデンカムイの登場人物・江渡貝弥作のモデルは？
ゴールデンカムイの登場人物の江渡貝弥作（えどがいやさく）は偽物の刺青人皮を作った天才剥製職人です。
人間の皮を使う衣装や実の母親を含む人間の剥製を持っていたりとゴールデンカムイに出てくる変態の中でも指折りの変態です。
そんな江渡貝弥作のモデルはエド・ゲインです。
エド・ゲインはアメリカの殺人犯で墓場から死体を盗み皮膚や骨で「記念品」といったものを作ったことで有名になりました。
しかし裁判の判決は精神以上のため無罪となり精神病院に収容され最後は呼吸不全でなくなりました。
ゴールデンカムイの登場人物・熊岸長庵のモデルは？
ゴールデンカムイの登場人物の熊岸長庵（くまぎしちょうあん）は偽札作りに手を染めている贋作師の囚人。
あまり目立ったキャラクターではありませんがゴールデンカムイの登場人物にはいろいろな事件などの関わったモデルがいます。
熊岸長庵のモデルとなったのは熊坂長庵（くまさかちょうあん）です。
熊坂長庵は医者であり日本画家であり教育者でした。
しかし熊坂長庵は藤田組贋札事件の犯人として逮捕され無期懲役となり北海道の樺戸集治監に収監されましたが冤罪による被害者ではないかと言われています。
藤田組贋札事件とは、1878年以降、政府に納められた国庫金から次々と二円紙幣の贋札が見つかり、大阪の藤田組に偽造の疑惑がかかった事件です。
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まとめ
「ゴールデンカムイの登場人物のモデルは実在する？キャラ一覧を画像付きで紹介！」を最後までご覧いただきありがとうございました。
今回はゴールデンカムイの登場人物とモデルを画像付きで紹介してきました。
多くの事件や史実が元ネタとなっていて面白いですね。
他にもまだたくさんありますので探してみるのもおもしろいかもしれませんね。
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